国立高等専門学校機構では、国際社会で活躍する技術者の育成を目標に、高等専門学校(以下高専)教育の国際化を推進しています。
中でも津山高専は令和元年度より全国51高専中に数校しかない「グローバル人材育成事業推進校」に採択され、他の高専のモデルとなる国際理解教育に取り組んでいます。
具体的な取り組みのひとつとして、英語による理工系専門授業の実施と実施のための教員支援体制を構築することが挙げられます。
令和2年1月から令和3年2月までの約1年間にわたり、交流協定校である中華人民共和国 大連東軟信息学院から情報系教員の派遣を依頼し、英語にて情報系の授業を行い大きな成果を挙げたのに引き続き、今年度も大連から、電気電子系教員 高菲教員を招聘しました。
高教員は、本来なら3月中旬に来日、来校、4月新学期と共に本校にて業務に携る予定でしたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により来日が遅れ、取りあえず遠隔にて授業をしていただいていました。
しかし5月中旬には来日が可能となり、14日間の待機期間後、津山入りを果たしました。
現在は7科目の授業を担当されており、日々津山高専での業務に努めていただいています。その他本校の異文化交流イベント”After School English”への参加等、学生との交流も行っており、最近では中国語スピーチコンテスト出場予定の学生の中国語指導も行っています。
計算科学 PBL授業
技術英語購読 電気電子工学実験実習Ⅰ
環境エネルギー工学
※2科目は実験テキストの作成となります。
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